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前立腺癌

前立腺癌は前立腺にできる悪性腫瘍であり、悪性度が非常に高いことが特徴です。

腫瘍が小さい時から転移徴候を示すことが多く、前立腺の腫瘍を見つけた時点で転移が成立していることもあります。

症状は血尿や頻尿であり、特に初期病変では一般的な膀胱炎や前立腺炎との区別をつけることが難しいです。

治療は外科的な摘出が第一選択ですが、転移率が非常に高いことが多く、手術の適応自体も判断が難しいです。

また、有効な化学療法(抗がん剤)もわかっていないので、転移を効果的に抑制する方法もわかっていません。

症例

13歳の雑種犬が血尿や頻尿を症状に来院しました。

一般的な膀胱炎の治療をしてもなかなか良くならないことから、詳細な画像検査と、前立腺や膀胱内の細胞診検査を行いました。

CT検査画像
CT検査画像
CT検査画像

去勢手術が済んでいる雄にしては前立腺がやや腫大し、細胞診検査では異型な細胞がとれてきました。

犬の尿路の悪性腫瘍では、遺伝子検査によってかなり高い確率で診断ができることが多く、遺伝子検査を実施して、結果として陽性だったため、尿路の悪性腫瘍と判断しました。

(移行上皮癌と前立腺癌の区別はつきません)

前立腺癌であれば悪性度が高く、結果として上手くいかない可能性もありますが、ご家族とご相談の上、手術を実施することにしました。

開腹をして前立腺を見てみると、周囲の組織と癒着をしていました。

前立腺を見るためには骨盤の切開も必要になってしまうケースもあるのですが、この症例はそこまでしなくてもアプローチが可能でした。

前立腺と周囲脂肪が癒着している
膀胱を牽引し、前立腺を露出

周囲の癒着を剥離して前立腺と膀胱を露出し、前立腺を切除しました。

膀胱と尿道を吻合して、尿の漏れがないことを確認し、閉腹しました。

前立腺を切除、膀胱と尿道を合わせる
膀胱と尿道を縫合し吻合を実施

手術後は無事に退院していきました。

切除した前立腺

病理組織検査結果としては、術前の診断通り前立腺癌でした。

今後は効果的な薬剤はないものの、化学療法(抗がん剤)の使用を相談しながら経過を見ていきます。

前立腺癌は悪制度が非常に高く、治療は困難になってしまうことも多いのですが、ご家族との相談の上で、当院は外科的な治療を実施することもあります。

前立腺癌にてお困りの小さなご家族がいる方は、是非当院までご相談ください。

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