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猫の尿道閉塞

猫の尿道閉塞は非常に多い病気であり、その多くが猫特発性泌尿器症候群や結石が原因となります。

尿道は膀胱から尿を体外へ排出するための管で、特に雄で非常に細く、細いところで1mm程度の細さしかありません。よって、雄の方が尿道閉塞になってしまう可能性が高いです。

尿道閉塞になってしまうと、排尿ができなくなり、体から尿が排出できなくなります。

その結果として急性腎不全になってしまい、時間が経過してしまうと命に関わることがあります。

尿道閉塞の時には、カテーテルを尿道に通して閉塞を解除し、排尿できるように処置をします。

しかし、尿道閉塞になってしまう原因を除去しなければ繰り返してしまうことが多く、猫特発性泌尿器症候群の場合、原因の除去が非常に難しいことが多いです。

よって、繰り返してしまう尿道閉塞の場合、尿道の出口を広げる会陰尿道瘻造瘻術という手術があるので、適応とすることが多いです。

症例

2歳の雑種猫が1日尿が出てないとの症状で来院しました。

今までも尿道閉塞を何度も繰り返していました。

閉塞自体は尿道カテーテルを通すことによって解除しました。

尿路に結石はなく、猫特発性泌尿器症候群によっての繰り返しの閉塞が疑われました。

尿道閉塞を繰り返していたので、ご家族と相談の上、会陰尿道瘻造瘻術を実施しました。

この手術はさまざまな術式がありますが、当院では包皮を筒状にして形成し、骨盤近くの太くなった尿道と吻合する術式を採用しています。

陰嚢周囲の皮膚をアーチ状に切開し、尿道を露出します。

皮膚をアーチ状に切開

骨盤近くの尿道まで剥離し、陰茎を切除した後、筒状に形成した包皮と尿道を吻合し皮膚を閉鎖し手術を終えました。

筒状の包皮と尿道を吻合
手術後の術創

手術後に尿道が閉塞してしまうことはなくなり、元気に過ごしています。

通常は雄猫の尿道は1mm程度の太さしかありませんが、この手術を行うと2〜3mmの太さにすることができます。

手術前後での尿道に入れるカテーテルの太さの比較

わずかな差と感じてしまうかもしれませんが、この太さの尿道になると閉塞してしまう可能性は非常に低下します。

尿道閉塞を繰り返してしまい苦しんでいる小さなご家族がいらっしゃる方は是非当院までご相談ください。

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