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胸の腫瘍 前縦隔腫瘍 犬 胸腺腫 CT検査 手術 胸骨縦切開術

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犬の前縦隔腫瘍

前縦隔とは胸腔の真ん中の前部の空間のことを言い、胸腺と呼ばれるリンパ器官がある位置になります。

この場所にできる腫瘍はある程度限られており、胸腺腫、リンパ腫、異所性甲状腺癌、肺腺癌、肉腫などができるとされてます。

腫瘍によって症状は別になりますが、呼吸困難、咳、元気食欲低下などが症状として出ることが多いです。

治療として、リンパ腫以外の腫瘍が疑われるときには、外科的な摘出が治療の第一選択肢になることが多いです。

しかし、前縦隔は神経や血管が入り組んでいる領域になり、外科的治療を行う際には難易度が高くなりやすい部位になります。

症例

12歳齢のチワワが咳を症状に来院しました。

レントゲン検査にて前縦隔領域に腫瘍があることを確認しました。

超音波検査にて、内部に液体貯留があることがわかりました。

レントゲン画像
レントゲン画像
超音波画像

細胞診検査を実施しましたが、診断できるような細胞はとれてきませんでした。

摘出の可能性を探るためにCT検査を実施しました。

腫瘤は前大静脈に接しており、難易度は高いですが、手術適応と判断しました。

CT画像
CT画像
CT画像

前縦隔へのアプローチは胸骨縦切開術と言って、胸の正中の骨を切ってアプローチしていきます。

周囲の胸壁や背側の前大静脈との癒着が認められましたが剥離し摘出することができました。

胸骨を切開
摘出した腫瘍
腫瘍の露出

切断した胸骨を整復し、手術を終了しました。

手術後1週間程度入院し元気に退院していきました。

病理組織学的検査の結果、胸腺腫という種類の腫瘍でした。

摘出が適切に行われていれば、基本的には心配のない種類の腫瘍になります。

前縦隔腫瘍の摘出は難易度が高くなりやすいですが、当院では治療の選択肢として外科的な摘出も含めご提案させていただくことが多いです。

前縦隔腫瘍にてお困りの小さなご家族がいる方は、ぜひ当院までご相談ください。

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