ハリネズミの歯周病
ハリネズミは本来歯間が広いため、歯石が重度につくことは比較的珍しいです。
それでも、軽度から中程度に歯石がついていることはよく見かけます。
本来はつきにくい歯石がつくのは、ふやかしたフードや缶詰による影響が大きいとされています。
年齢を重ねるにつれて歯周病になる割合が高くなっていきます。
ハリネズミで見られる歯肉炎は、歯肉の増生を伴っている場合が非常に多いです。
歯周病になると、涎が多くなり、食欲が低下していきます。
他の病気との区別が必要になりますが、高齢のハリネズミで、食欲が低下している場合には、可能性の一つに歯周病を考える必要があります。
治療はスケーリングによる歯石の除去や、動揺のある歯に関しては抜歯が必要となるケースが多いです。
歯石がつかないように管理していくには、日々の管理が重要ですが、ハリネズミは歯の管理をさせてくれる子が多くはありません。
可能であれば、普段から体に触れることを慣れていって、口周りも触れるようになると、普段のお手入れもしやすくなります。
小さなご家族が歯周病にてお困りの方は、ぜひ当院までご相談ください。